コロナ禍で顎関節症が増える!?
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前回紹介した顎関節症ですが、コロナ禍の影響でも増えているそうです。コロナ禍のストレス、マスク生活の影響が大きいという話があります。マスクをしているため、口を大きく動かす機会が減っています。また、口を動かしてマスクをずらそうとする動きも良くないのだとか。
他にも、日常であごに負担がかかりやすい習慣として、「ほおづえをつく」、「うつ伏せで寝る」などがあります。ちょっとした習慣や癖に注意すると、症状が良くなったり悪化を予防することができます。
顎関節症になっていないか、口がきちんと開くか確認すると自分でチェックすることができます。
口をゆっくりと大きく開けてみて、第2-4指の3本が入るかを確認してみましょう。指3本が入れば正常、顎関節症になりたての人は指2本も入らなかったりします。2本入るが3本入らない場合は、顎関節症が慢性化しているのかも。1本も入らない人は、もっと別の病気もあり医療機関への受診を考えた方が良いでしょう。専門的な診療が必要な場合は、主に歯科口腔外科で治療がされます。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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