閉塞性動脈硬化症
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全身に血液を運ぶ動脈は、年とともに厚く、硬くなっていきます。それを動脈硬化と言います。
動脈硬化が進むと中が細くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)しやすくなります。
脳の動脈が狭窄・閉塞すると一過性脳虚血発作や脳梗塞という病気、心臓の冠動脈が狭窄・閉塞すると狭心症や心筋梗塞という病気になります。
手や足の動脈が狭窄・閉塞して、血液が充分にいかず栄養や酸素が足りないと、手や足の先が冷たくなったり、筋肉の痛みが出たりします。閉塞性動脈硬化症といい、多くは下肢に起こります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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