家庭血圧を測ってみましょう
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血圧は測るときの状態や時間帯によって変化します。
一般的には一日のうち朝が高くて、夜になると低くなる人が多いです。
緊張やイライラ、不安、体を動かした後などは血圧が変動します。
血圧が上がったのを心配して、余計に血圧が上がってしまうような人もおり、上下に一喜一憂しすぎないようにしましょう。
体調に変化がないのであれば、できるだけ同じ測定条件(朝:起床して1時間以内、夜:就寝前)で継続的に自分の血圧を記録するのが大切です。
病院では血圧の気になる方には血圧手帳をお渡しして、血圧の薬を飲み始める前の普段の血圧、血圧の薬を始めた後の効果、定期的な普段の血圧の様子をみるために家庭血圧を測定してもらっています。
可能なら朝と夜の2回、1日1回しか測れないようなら朝の血圧を測ってみてください。血圧の測り方については、また次回。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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