薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)
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抗菌薬(抗生物質)は適切に使うと、細菌による感染症を治すのにとても良い薬ですが、1980年以降は今までの抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)が問題になっています。
抗菌薬を使うほど、抗菌薬が効かない菌が生き残ったり、細菌が薬に負けないようにと強く変化をしようとしたりします。特定の種類の抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなることを、「薬剤耐性」といい、耐性をつけた細菌を「耐性菌」といいます。
耐性菌が増えると、抗菌薬が効かないために治療が難しくなり、重症になったり死に至る可能性も出てきます。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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