けんこう日記

時代が違えばノーベル賞!?

ノーベル賞の第1回が1901年、その時に北里柴三郎はノーベル生理学・医学賞の候補でした。受賞したのはベーリングというドイツの研究者、「血清療法の研究、特にジフテリアに対するものによって、医学の新しい分野を切り開き、生理学者の手に疾病や死に勝利しうる手段を提供したこと。」というのが授賞理由でした。(Wikipediaより)

一緒に研究をしていたのが北里柴三郎、血清療法は破傷風菌で先に研究をしていました。その手法をジフテリア菌にも応用し、同僚のベーリングを一緒に研究を進め、1890年に2人は連名で「破傷風およびジフテリアの血清療法に関する論文」を発表しました。 当初のノーベル賞受賞者は欧米人中心であったこと、1つのテーマで複数人が受賞することはなかったことから、ノーベル賞に選ばれませんでしたが時代が違えば受賞していたのではないでしょうか

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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