尿酸値の目安
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血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えると「高尿酸血症」と診断されます。
健康診断を受けると、尿酸値を測っている場合が多いのでチェックしてみてください。
7.0mg/dLを超えると、尿酸は血液中に溶けきれなくなり、結晶化して関節に沈着するようになります。
尿酸値が高いほど痛風のリスクは高くなりますが、痛風発作を起こさない人(無症候性高尿酸血症)もいます。
台湾での調査では、5年間で痛風発作を起こす人は7.0~7.9mg/dl→10.8%、8.0~8.9mg/dl→27.7%、9.0mg/dl以上→61.1%でした。
J Rheumatol. 2000;27:1501-1505.
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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