マスクによる熱中症
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新しい生活習慣。
周りを見渡せばみんなが当たり前につけているマスク。
でも使い方を間違えれば大変な事になることも。
最近のニュースで、小学生が体育の授業で5分間の持久走の後に体調不良を訴えて、亡くなったというのを聞きました。
マスク着用との因果関係は不明ですが、私にも同じ年の子どもがいるので、とても他人事には思えず、 悲しいニュースに胸を締めつけられる思いでした。
本格的な暑さの夏の到来がもう間近。
そこで、皆さまに気をつけていただきたい事があります。
それは熱中症です。
マスクをつけていると、つけていない時よりも心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度などが上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなります。
熱中症予防の対策として
- マスクを着用する場合には、激しい作業や運動は避けましょう。
- 周囲の人との距離(2メートル以上)を十分にとれる場所であれば、マスクを一時的にはずして休憩しましょう。
- 外出は暑い日や暑い時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。
- 喉が渇いていなくても、定期的に水分を摂取しましょう。
- 換気を行いながら、エアコンを上手に活用しましょう。
- 体調に異変を感じたら涼しい場所に移動しましょう。
- 特に子どもや高齢者は重症化しやすいので、体調の異変を感じたら早めの受診をしましょう。
周りにいる人とお互いの体調について声を掛け合って、一人でも、熱中症になる方が減らせるといいなぁと思います。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。
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