不思議の国のアリス症候群(Alice in Wonderland Syndrome)
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時計を持って、チョッキを着た白ウサギを追いかけて、夢の国に行ってしまうあの有名な話。
「おとぎ話みたいで素敵!」と世界中の人に愛される作品で、2010年に実写版映画も公開された有名なお話ですが、この作品のワンシーンからつけられた病気があります。
不思議の国のアリス症候群は、眼は異常がないのに、自分の身体の一部が通常よりも大きく感じたり、見ているものを大きく感じたり、時間が実際よりも早く進んでいくという奇妙な体験をする症候群です。
子どもからこんなことを言われたら、「また夢でも見て。変なこと言わないでよ(笑)」と片付けてしまいそうですね。
頭痛が原因のこともありますが、原因がわからない場合も多いです。
多くは年齢とともに改善されていくことも多いとされています。
最近、僕のウエストが大きくなったように感じるのも、この病気のせいでしょうか。
この文章を書いた人
坂口 大介(さかぐち だいすけ)
埼玉県生まれ、宮崎市育ち。2019年に宮崎大学医学部を卒業、宮崎県立病院群フェニックスプログラムで初期研修を終え、2021年4月よりALL MIYAZAKI総合診療専門医プログラムで専攻医研修開始。現在、都農町国民健康保険病院 総合診療科勤務。
都農ワインは日頃から愛飲していたのですが、都農町に来て、美味しい食べ物に囲まれた結果、2ヶ月で5kg増えました。見た目だけでなく、中身も大きくなれるよう、日々精進します。都農町を堪能したいので、おすすめがありましたら、何でも教えてください。
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