看護学生がやってきた
今日は、看護実習指導を担当して感じたことについて書いてみました。
当院では、児湯准看護専門学校から、年間をとおして看護学生の実習を受け入れています。
私自身、病棟の実習指導を担当していて、実習にかかわる機会が多くあります。
つい最近も、2学年の学生さんたちが、「老年看護学実習I」で来てくれました。
学生さんが1人の患者様を受け持ち、その患者様のためにキラキラしたまなざしで一生懸命にかかわる姿をみていると、自分の「看護師になりたい」と決意したときのことを思い出し、初心に戻り、今の自分自身を見つめ直す機会も与えてくれます。
また、“教える”ということを通して、自分たちの気持ちが引き締まり、学生さんのフレッシュかつ多様な視点から、あらためて気づかされることも多いです。
当院の看護師にとっても、貴重な機会となっていて刺激を受けることがたくさんあると思います。
実習最後に行うカンファレンスに参加した際、「患者さんの“疾患を看る”だけにとらわれず、抱えている背景や価値観をふまえて、“その方の人間性を尊重した看護をする”ことの大切さを学んだ」などの 内容の発表が聞かれ、短期間でよくここまでのことを学ぶことができたなぁと感心させられます。
コロナ禍で、今後の実習が中止になったりしないか、心配なところではありますが、実際に実習で直接経験したことや、そこから得た学びを今後の実習に大切につないでいってほしいです。
そして、いつの日か一緒に働く日を楽しみにしてますね❤
私も看護師として一番大切にしている「その人らしさ」を尊重するという考え方がこれからもブレることがないように「初心忘るべからず」でがんばります。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。