けんこう日記

総合診療専門医とは

具合が悪くて診察を受けようと思ったとき、何科に行けば良いか迷ったことはありませんか?

身近で何でも気軽に相談することができる医師や医療者がいると良いなと思ったことはありませんか?

2018年から始まった新専門医制度でできた総合診療医は、そのような声に答えるためにもできました。

日本では新しいですが、アメリカやイギリスのような海外の国では50年以上の歴史があり、学問的にも確立されています。

医療制度の違いなどから国によって役割は少し異なりますが、日本の場合は

「主に地域を支える診療所や病院において、他の領域別専門医、一般の医師、歯科医師、医療や健康に関わるその他の職種などと連携し、地域の医療、介護、保健など様々な分野でリーダーシップを発揮しつつ、多様な医療サービスを包括的かつ柔軟に提供する医師

とされています。

簡単に言うと、その地域を専門として、各専門家にも相談しながらいろいろな健康問題に対応してくれる医師、というところでしょうか。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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