痛風に似ている病気、儀痛風(ぎつうふう)
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偽(にせ・いつわり)の痛風と書く通り、同じように関節が炎症(関節炎)を起こす病気です。
痛風の場合は関節液内に溜まる尿酸結晶というのが原因になりますが、偽痛風の場合はピロリン酸カルシウム結晶というのが原因になります。
高齢者で起こすことがほとんどで、多くは膝関節ですが、肩や足首、手首の関節で起きることもあります。熱が出ることもあり、細菌による関節炎(化膿性関節炎)と紛らわしい場合も。
関節液やX線検査で診断され、治療としては消炎鎮痛剤(痛み止め)が持ち言われます。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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