初めての抗生物質の発見
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抗生物質が初めて見つかってから、実は100年も経っていません。
1928年にイギリスの医師フレミングが、ペニシリンという物質を発見しました。きっかけは偶然だったようです。研究のためにブドウ球菌という皮膚にいる菌を培養中、偶然カビの胞子が培養皿に落ちてしまいました。しばらく放っておいた培養皿のブドウ球菌が、カビの周りだけ溶けてしまっているのに気がつき、そこからペニシリンという抗生物質を発見しました。
その後、治療薬として大量生産に成功したのが1940年、これにより多くの感染症が治療可能になりました。今では多くの種類の抗菌薬が人工的に開発されています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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