抗生物質?抗菌薬?
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抗菌薬(抗生物質)と書いたりしていましたが、違いは医療者でもあまり意識しておらず、同じような意味で使っています。
抗菌薬(こうきんやく)は、名前の通り菌(細菌)をやっつける薬です。抗生物質(こうせいぶっしつ)と抗生剤(こうせいざい)は、抗菌薬のうち細菌やカビなどの微生物から作られるものをいいます。
現在、日本の医療現場で使われるのはほとんど人工的に作られた抗菌薬(合成抗菌薬)なので、厳密には「抗菌薬」といった方が良さそうです。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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