認知症AR体験で驚いた!①
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先日参加した学会で、認知症患者さんの視点をAR(拡張現実)で体験してみました。
認知症患者さんは、よくイメージされる記憶のトラブル「物忘れ」以外にも、
視覚のトラブル「細かい色の差異を識別できない」「視野範囲が限定され狭くなる」や、空間のトラブル「対象物との距離をを正確に把握できない」「モノの空間のの奥行きの存在を認識できない」など、実は多くの困りごとを抱えています。
今回、体験したARは、特別なゴーグルを装着して、上記の様な認知症患者さんの「見ている世界」を体験することができます。
実際の体験談として、普段は難なく行えていることが、こんなにも難しいのかと驚きました。
目の前の二つの色の違いが分からなくなったり、椅子に座るのも距離感がわからず、手探りをしながら行ったり、、、
この文章を書いた人
䅏田 一旭(のきた いっき)
東京都出身。2014年宮崎大学医学部を卒業、宮崎大学医学部附属病院で初期研修を開始。2016年より宮崎大学地域医療・総合診療医学講座の専門医プログラムを専攻。2020年4月より都農町立病院総合診療科に勤務。
大学入学をきっかけに宮崎にやってきて、かれこれ10年以上経ちました。今では、妻と共に宮崎での子育て生活をエンジョイしています。趣味はサウナとスポーツです。サウナは学生時代にはまり、心身ともにリフレッシュを求めて通い続けいています。スポーツは野球 、柔道、大学ではラグビーと様々なチャレンジをしてきましたが、最近はジョギングをしながら都農町を巡っています。町の新しい発見に出会える事もあり、なかなか良い趣味になってきています。
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