けんこう日記

四十肩・五十肩

四十肩、五十肩という病気の名前は聞いたことあるでしょうか? 

正式名称は肩関節周囲炎といい、どちらも同じもので、40代で症状が出れば四十肩、50代で症状が出れば五十肩と呼ばれているだけです。

肩こりが筋肉の疲労や血行不良などが原因なのに対して、四十肩・五十肩は加齢による肩関節の炎症です。症状としては、肩や腕が痛くて腕が上がらない、服を脱いだり着たりするのが困難になったりします。

五十肩は江戸時代にはじめてあらわれた言葉で、「長命病」ともされていたらしいです。人生五十年と言われていた時代で、長い人生のうちには肩が痛くなることもある、そのうち治るだろう、という感じの意味合いもあったようです。四十肩は五十肩から派生して生まれた言葉だと思われます。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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