痛風の治療①発作が起きたとき
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痛風の治療は、①発作が起きた急性期の治療、②痛みがおさまった後の治療に分かれます。
痛風は通常1つの関節だけに痛みが生じ、最も典型的なのは足の親指の付け根が、腫れて赤くなり、足もつけないくらいの痛みがあります。ちゃんと治療をしないと治りが悪く、再発しやすいので、自己判断せずに医療機関への受診をおすすめします。
発作時は消炎鎮痛剤、いわゆる痛み止めをしっかり使うことが、痛みを長引かせないためにも大切です。
痛風発作による痛みは急にきますが、繰り返している人は発作の部位にジワっとジクジクするような予兆を感じることもあるようです。前兆のときに使うコルヒチンという薬があります。
あとは、なるべく運動をせず安静に、痛む部位を冷やすといったことも大切です。
適切に治療をすれば、ピークは1日程度で、1-2週間程度で良くなっていきます。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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