痛風の治療②痛みがおさまった後
156view
痛みがおさまった後は、血液中の尿酸値を下げることで再度痛風を起こさないように予防します。
まずは尿酸のもとになるプリン体の摂り過ぎを控えるなど、生活習慣を見直すことは大切です。
尿酸降下薬としては、次の2種類があります
・尿酸産生抑制薬:体内で尿酸をつくることを抑えて、血液中の尿酸値を下げる
・尿酸排泄促進薬:尿から尿酸を排泄しやすくして、血液中の尿酸値を下げる
発作中に尿酸降下薬を開始・増量すると、関節の尿酸結晶が増えて発作が長引きやすくなります。そのため初回発作時は、発作がおさまった後に飲み始めてもらいます。尿酸降下薬服用中の方は、中止せず発作がおさまるまでそのままの量を継続します。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
目次