けんこう日記

生活習慣病は生活習慣だけの問題?

同じように生活をしていても、糖尿病になる人とならない人がいます。

食べ過ぎや運動不足などの生活習慣(環境要因)だけでなく、遺伝的要因(いわゆる体質)が関係しているからです。

血糖値を下げる働きがあるインスリン(すい臓から出るホルモン)の働きがよくない体質を受けつぐと、糖尿病になるリスクも高くなります。

家族(親や兄弟・姉妹)に糖尿病の人がいる場合には、同じ遺伝子や体質を受けついでいる可能性がありますが、かならず糖尿病になるわけではなく生活習慣に気をつけることによって予防することができます

がん家系、心臓や脳卒中家系など、家族で特定の生活習慣病の人が多いようなら、その病気を引き起こしやすい生活習慣にはより気をつけた方がよいでしょう

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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