脳の働きを鎮める薬の副作用
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以前から使われている薬ですが、効きめの長いものは翌朝に眠気やだるさ、ふらつきが残ることがあり持ち越し効果と言われます。
量を調整したり、短めのものを試して対処します。
ふらつきは、筋肉の緊張を緩める働きで起こりやすくなります。
高齢者では特に、ふらついて転倒しないか注意が必要です。
非ベンゾジアゼピン系の方がふらつきの副作用は少ないです。
健忘といって、薬を飲んだ後、記憶がなくなってしまうことがあります。
またベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤を長く飲んでいると、体が慣れてしまって薬を飲まないと眠れない、量を増やせないと眠れないといった依存の問題、薬を減らすと不眠が強まるという半跳性不眠といった問題が出ることもあります。
副作用を減らすために、できるだけ少量・短期間で使って、睡眠に良い生活習慣を意識することも大切だと思います。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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