出前看護師の知恵袋
先日、出前先のお宅で、ムカデに咬まれた時の対処法をアドバイスしました。
痛みもすぐに引いて楽になったそうです。
せっかくなので、つのまるで皆さんにお知らせしたらどうか?と提案いただいたので書いてみようと思いました。
ムカデ、ヘビに咬まれたり、蜂に刺されたりしたら重症になりそうで怖いですよね。
病院に行かないと大事になりそう。
でも、ムカデだったら意外と大丈夫です。(絶対大丈夫とは言えませんのでご了承ください)
ムカデの毒は皮膚の表面に付きます。
なので咬まれたら、まず、水で洗い流しましょう。
洗ったら、今度は43度くらいのお湯に15分ほどつけましょう。熱いお風呂の湯温くらいです。
ムカデの毒はたんぱく質で作られてますので、熱に弱く、体温以上の熱で毒を弱めます。
腫れや赤みが最小限で済みます。これで大丈夫。たったこれだけです。
ちなみに、何か薬を塗りたくなったら「キンカン」か「ムヒ」を塗ってください。オロナインはやめましょう。
オロナインは傷薬なので虫刺されには向いてません。
私の実家は竹林と雑木林に囲まれていてムカデの王国でした。
咬まれても、半日したら咬まれた跡もわからなくなる私に祖母が、「あなたは、ムカデ毒に強いから蛇に咬まれたら命とりになる。蛇に気をつけないといけない」と言ってました。
ほんとかなぁ?と思うけど、昔の人の言うことは、教訓から学んでいる言葉だから、大切にしている出前看護師です。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。