今の千円札の顔は?
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新しい千円札が北里柴三郎、今の千円札がどなたかご存じでしょうか。
そう、野口英世です。小さいときに囲炉裏に落ちて左手に大やけどを負った英世が、勉学に励んで医学の道へ、そして次つぎと病気の原因を発見していくという伝記を、私も小学生の頃に読んだことがあります。
野口英世は北里柴三郎の門下生で、伝染病研究所からアメリカの研究所にわたり、黄熱病の研究などで世界的に注目されました。
黄熱は蚊(か)によって媒介されるウイルス性の病気で、15%が重症になり、そのうち20-50%が死亡すると言われています。野口英世も黄熱で亡くなりました。アフリカや南米の一部地域へ渡航する際には、黄熱の予防接種をすることが推奨されています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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