けんこう日記

健康への10の社会的要因

どの国や地域に生まれるかなど、生まれた地域社会によって健康格差ができることは、本人の責任ではなく、社会が起こす不公平です

WHO(世界保健機関)は健康への社会的要因として、次の10個の要因をあげています。

社会的格差:社会階層が低いほど平均寿命は短く、多くの病気にかかりやすくなる

ストレス:ストレスの多い環境は、健康にダメージを与えやすい

幼少期:発育不良や愛情不足は心身への悪影響を及ぼす

社会的排除:生活の質が低いことで、人生が短くなる

労働:仕事のストレス、努力に見合わない低賃金は病気になりやすい

失業:失業率が高いほど、健康への悪影響がある

ソーシャルサポート(社会的支援):他者からの支えがないと、健康状態を悪化しやすい

薬物依存:飲酒やたばこも含まれる

食品:安い加工品を食べることで太りやすくなり、健康を害する

交通:自動車の利用ばかりだと運動量が減り、健康にも影響がでる

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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