けんこう日記

高齢者の性格タイプ

アメリカの心理学者ライチャードさんは、1968年に高齢者の性格を5つに分類しました。もう50年前の分類ですが、参考になるところもあり今年の介護福祉士国家試験でも問題として出ていました。

  • 円熟型: 自分の人生を受け入れて、積極的に社会参加を行い、毎日を健康的に暮らそうとする
  • 安楽イス型(依存型):責任から解放され、他人に依存し受身であり、気楽な生活を送ろうとする
  • 装甲型(防衛型):老化に抵抗・防衛し、積極的な活動を維持して、若者と張り合おうとする
  • 外罰型(憤慨型):自分の過去や老化を受け入れられず、失敗を周囲のせいにして敵意を向ける
  • 内罰型(自責型):自分の人生を失敗とみなし、自分を責めたり悔んだりする

年をとると性格が変わると言われがちですが、皆さんはどれに分類されたいでしょうか。

一日一日をどう過ごすかによって、どこに分類されるか、変わってくるような気がします。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

目次