けんこう日記

健診で尿酸が高いと言われたら(薬物治療開始の目安)

血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症です

痛風関節炎(痛風発作)を繰り返す場合は、6.0mg/dl以下を維持することが望ましいとされています。7.0mg/dlを超えていれば、生活指導(食事・飲酒・運動の改善)を行った上で薬物治療(尿酸降下薬)の適応にもなります。

痛風関節炎(痛風発作)を起こしていない高尿酸血症(無症候性高尿酸血症)では、合併症の有無で薬物治療開始の目安が変わります。合併症(腎障害、尿路結石、高血圧、糖尿病、虚血性心疾患、メタボリックシンドロームなど)があれば8.0mg/dl以上合併症がない場合は9.0mg/dl以上が薬物治療開始の目安です。 持っている病気によって対応も変わりますので、気になる方はかかりつけ医に相談しましょう。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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