うるう秒
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「うるう秒」というのがあるのはご存じでしょうか。
うるう年は地球の公転時間、地球が太陽の周りを1周するのが365日ぴったりではないため、それを調整するために作られたものです。
一方、うるう秒は「地球の自転によって決まる時刻(天文時)」と「原子時計によって決まる時刻(原子時)」のずれを修正するためのものです。
普段の生活では天文時で問題ないものの、地球の自転にはわずかなずれがあることが分かり、1967年「1秒」の定義がセシウム原子時計に基づく「原子時」になったそうです。この2つのずれを調整するために1秒挿入されるのが「うるう秒」で、1972年開始から2024年までに27回実施されたとのこと。
ただうるう秒の挿入は不定期に発生するため、IT業界への影響があり、2035年までに廃止される方針になっています。
ずれをどう調整していくかは課題として残るものの、多少のてげてげさが大切なのかもしれません。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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