脂質異常症の薬物治療
120view
脂質異常症で最も問題になるのは、LDLコレステロールが増えすぎることです。
血管の壁に溜まって動脈硬化を進行させるため悪玉コレステロールと言われています。
LDLコレステロールを下げるのに最も使われるのは、「スタチン」という種類の治療薬です。
多くの臨床研究で、動脈硬化予防の効果が示されています。
肝臓でコレステロールをつくるのを抑えて、血液中のLDLコレステロールを低下させるのですが、1973年に遠藤章博士が最初に発見しました。
なんとアオカビから発見したので、動脈硬化のペニシリンという言われ方もあります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
目次