むずむず脚症候群
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興味深い名前の病気シリーズ。
名前の通り、足がむずむずしてしまう病気です。下肢静止不能症候群とも呼ばれ、英語ではレストレスレッグス症候群といいます。
夕方から夜、特に寝ようとしてじっとしているとき、足に違和感・不快感で動かしたくなる感じが出て寝つきが悪くなる、足を動かすと不快感が減ったり無くなったりするというのが特徴的な症状です。足の不快感は虫のはう感じ、熱い、ほてる、ピリピリする、痛みや冷えるという言い方をする人もいます。
比較的よくある病気で、2-5%くらいは病気に当てはまると言われ、女性の方がなりやすく、比較的若い人でもみられます。患者さんの半分は遺伝が関係するようですが、鉄分不足が原因のこともあります。気になる方はお医者さんに相談を。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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