おせち料理
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お正月の定番と言えば、おせち料理ですね。
「家族みんなが一年間、健康で幸せに暮らせますように」という願いが込められた縁起の良い料理。
豊作や子孫繁栄、家内安全などを祈念して、中身も縁起を担いだものが多いです。
美味しいものがたくさん入っていて、ついつい食べ過ぎてしまうのでは。
正月太りを防ぐには、食べる順番を工夫するのも一手です。
- 食物繊維を多く含む食品を最初にとる
ごぼうやしいたけ、野菜、酢の物から食物繊維を先にとると、糖分の吸収をゆっくりにして、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
- 次にたんぱく質を積極的にとる
魚介類や肉類などのたんぱく質は、炭水化物よりも消化に時間がかかります。野菜の次に食べることで、糖質の吸収をさらにゆっくりにしてくれます。
- 最後に糖質をとる
栗きんとんや伊達巻、黒豆といった砂糖を多く使うものは、最後にとるようにしましょう。①②で満腹感があると、食べ過ぎのブレーキになります。
この工夫は、食普段の生活の中でも言えることです。例えば糖尿病の方には、まず野菜をしっかりとってある程度おなかが満たされれば、糖分の吸収がゆっくりになるし、食べ過ぎなくてすみますと指導しています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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