メタボリックドミノ
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メタボリックシンドロームの診断基準を以前紹介しました。
生活習慣病といわれる
・肥満(腹囲の増大)
・脂質異常
・高血圧
・耐糖能障害(血糖値上昇)
といった危険因子が蓄積する状態です。
メタボリックシンドローム自体は症状がないのですが、放っておいて悪い生活習慣を続けると、動脈硬化が進行し心臓病や脳卒中といった重い病気を引き起こす危険が高まります。
「メタボリックドミノ」と呼ばれることがありますが、ドミノ倒しのように重篤な病気が次々と引き起こされる状態になる可能性があります。
①肥満
⇒②高血圧、高血糖、脂質異常など“危険因子”の増加
⇒③心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などの臓器疾患
⇒④心不全や腎不全などの臓器不全状態
ドミノ倒しが起こらないように、自分の健康状態を早めに把握して、早めに生活習慣などを見直すことが大切です。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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