けんこう日記

Tsuno First Program サードシーズン

「地域の医療機関」で「複数診療科同時進行型」の「できるだけ長期間」の実習をするのが、医学生にとっても医療機関でもプラスになる、ということで世界的に増えてきている地域長期滞在型実習都農町でも「Tsuno First Program」という名前で2年前から始めました。今週から3年目が始まり、2か月ぶりに実習生がやってきました

Tsuno First Programでは12週の実習を1学年当たり3名の医学生が実習します(通常は2-4週程度)。外来・病棟・在宅医療や多職種連携など、さまざまな業務を診療参加型で経験をしてもらっています。

 医学的知識は大学で身につけていますが、社会人、医療人として成長するためには、これから多くの経験を積んでもらう必要があります。そのためには医療者だけでなく、地域の皆さまのご協力が欠かせません。また、ある地域で成長した医学生は、将来その地域に戻ってきやすいとも言われています。医学生それぞれの成長のため、将来の地域医療のため、医学生の実習に協力をお願いいたします

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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