出前看護師からお正月の不測の事態を避けるためのアドバイス①
476view
師走ですね。いかがお過ごしでしょうか?
この時期に増加する病気や事故について医療者ができるアドバイスを簡単に説明します。
まず、病院が警戒しているのは「餅による窒息」です。
全国のデータでは窒息事例の43%が1月に発生し、しかも正月の三が日に発生しています。
老若男女関係なく起こりうることですので、自分の年齢を過信してはいけません。
餅は自分の一口をさらに半分まで小さくして食べるようにしてください。
水分で喉を潤してから食べると更に事故を防ぐことができるでしょう。
また、嚥下機能が弱った方には白玉団子を小指の先の大きさで作ったものを何個か食べていただくと、餅のような食感で満足を得られお正月を楽しむことができるでしょう。
家族で集まる楽しいお正月は、ちょっとした工夫で安全に過ごしてください。
次回はお正月の心不全です。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。
目次