春眠暁を覚えず(しゅんみん あかつきをおぼえず)
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中学校の国語で学ぶ有名な漢詩ですが、「春は眠り心地よく、ぐっすり寝てしまうので、夜が明けたことに気づかず寝過ごしてしまう」という意味です。
皆さんも春になって眠くありませんか?なぜ春に眠くなりやすいのか。
①自律神経の乱れ
冬から春へと季節が変わる時期は、朝晩の気温差や気圧の変化などから、自律神経が乱れやすくなります。夜にうまく眠れなかったり、昼間に眠くなったりと睡眠に影響が出やすいのです。
②睡眠ホルモン メラトニンの関係
冬から春にかけて日の出時間が早くなっていきます。体内時計はまだ冬のままで、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されている状態で、朝日を浴びて目を覚ましてしまうため、眠気がなかなかとれず春の眠さの原因になるようです。軽い時差ボケのような状態でしょうか。
他にも、花粉症などのアレルギー症状、生活環境の変化などから眠くなりやすくなる方々もいると思います。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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